漢字のまち喜多方について
「蔵とラーメン」に加え、新たに「漢字のまち」としての顔も

「喜多方ラーメン」で有名な福島県喜多方市。蔵が多いことでも知られ、街には蔵造りの店が並んでいます。
最近、その軒先に続々登場しているのが、写真にもあるような不思議な文字の数々。これは、約3000年前に作られた漢字のルーツである「古代文字」なのです。
約3000年前の古代文字の看板を掲げた店が220軒以上

高橋政巳氏の活動がきっかけで、生まれたのが「喜多方を漢字のまちにする会」という市民団体。漢字や古代文字が好きな市民が集まり、いろいろな取り組みを行うようになりました。
古代文字の看板も、そうした活動の中から生まれてきたものの一つです。看板は市内のメイン通りである、駅前通り・ふれあい通り・小田付蔵通りを中心として喜多方市内全域に、220軒以上のお店の軒先に掲げられています。

喜多方の街中を楽しく散策していただけるよう、古代文字看板が掲げられたお店がわかるマップを作り、古代文字ミステリウォークを開催しています。
また、漢字の成り立ちがわかる紙芝居を作成し、小学校やイベントなどで披露したり、創作漢字コンテストを開催したりして、楽しみながら漢字に興味を持っていただく取り組みもしています。
また、漢字の成り立ちがわかる紙芝居を作成し、小学校やイベントなどで披露したり、創作漢字コンテストを開催したりして、楽しみながら漢字に興味を持っていただく取り組みもしています。
これまでの取組経緯
平成23年~ |
福島県喜多方建設事務所により市内の商店約60店舗に漢字(古代文字)看板を設置するとともに、漢字マップを作成。 「喜多方を漢字のまちにする会」による創作漢字コンテストを開催。 |
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平成24年 |
東日本大震災により、喜多方に訪れる修学旅行が激減。 震災前64校、震災後9校(喜多方グリーンツーリズム利用校数参照) |
平成25年 |
激減した修学旅行の誘致を目的に観光庁事業「官民協働した魅力ある観光地の強化・再建事業」に申請・採択。 漢字ガイドの育成、看板増設(平成25年12月現在約160店舗)、「古代文字ミステリーウォーク」(着地型旅行商品)造成等で、県内外の小学校、中学校の修学旅行誘致を目的として活動。 |