漢字のまち喜多方 ~約3,000年前の古代文字に触れる~

漢字のまち喜多方について

漢字のまち喜多方

「蔵とラーメン」に加え、新たに「漢字のまち」としての顔も

漢字のまち喜多方
「喜多方ラーメン」で有名な福島県喜多方市。蔵が多いことでも知られ、街には蔵造りの店が並んでいます。

最近、その軒先に続々登場しているのが、写真にもあるような不思議な文字の数々。これは、約3000年前に作られた漢字のルーツである「古代文字」なのです。

2011年から喜多方市では、漢字の町にしようという市民の取り組みが始まりました。市内には、「樂篆工房(らくてんこうぼう)」という工房があります。その主宰者である高橋政巳氏は「樂篆家」という肩書きを持ち、木や石に漢字を彫る刻字の草分け的存在。漢字の源である象形・甲骨・周時代の文字を元に、独自にデフォルメされたその創作的書体は、多くの人を魅了しています。

約3000年前の古代文字の看板を掲げた店が120軒以上

漢字のまち喜多方
高橋政巳氏の活動がきっかけで、生まれたのが「喜多方を漢字のまちにする会」という市民団体。漢字や古代文字が好きな市民が集まり、いろいろな取り組みを行うようになりました。

古代文字の看板も、そうした活動の中から生まれてきたものの一つです。看板は市内のメイン通りである、駅前通り~ふれあい通り~小田付蔵通りを回遊する散策ルート上の店の軒先に掲げられており、その数は現在121軒。さらに増える予定です。

漢字のまち喜多方
今後はこれらの看板を網羅した散策マップを作り、「漢字の市内散策」を実施する予定。漢字に含まれている意味、店舗や主人の名前、商品などを漢字のルーツから説明することで、漢字について楽しく学べます。また、空いている蔵を利用して「古代文字ワークショップ」を実施し、漢字と合わせて蔵の文化や歴史を学ぶといった取り組みも考えられています。

これまでの取組経緯

平成23年~ 福島県喜多方建設事務所により市内の商店約60店舗に漢字(古代文字)看板を設置するとともに、漢字マップを作成。
「喜多方を漢字のまちにする会」による創作漢字コンテストを開催。
平成24年 東日本大震災により、喜多方に訪れる修学旅行が激減。
震災前64校、震災後9校(喜多方グリーンツーリズム利用校数参照)
平成25年 激減した修学旅行の誘致を目的に観光庁事業「官民協働した魅力ある観光地の強化・再建事業」に申請・採択。
漢字ガイドの育成、看板増設(平成25年12月現在約160店舗)、「古代文字ミステリーウォーク」(着地型旅行商品)造成等で、県内外の小学校、中学校の修学旅行誘致を目的として活動。