御朱印帳で、漢字を楽しもう
「会津の三十三観音めぐり」が、文化庁から日本遺産に認定されました。
会津三十三観音めぐりとは、会津藩の藩祖の保科正之が、藩のお金を藩の外に流失するのを防ぐのと、領民の不満を解消するためにはじめられました。会津の領民の観音信仰と、娯楽を兼ねていたので多くの人に受け入れられました。街道や宿場町を整備して近隣の藩からも多くの人が、会津を訪れたそうです。
その会津三十三観音めぐりをより楽しくするアイテムが御朱印帳です。御朱印とは、もともと写経したものをお寺に奉納し、その証に頂けるものですが、現在はお寺に参拝した証として頂けるようになりました。
御朱印は、一文字一文字、墨書で書いたものに朱の印を押印してくださります。管理の都合上、墨書の代わりにゴム印の所もあるそうです。お寺により、書体や印は異なりますのでその違いを楽しむのも御朱印帳の楽しみの一つです。形としても残るので、後から見ても思い出になります。
また、近くの温泉に立ち寄ったり、美味しいものをいただいたりしながら、会津三十三観音をめぐってみても楽しいと思います。御朱印という切り口で、歴史に触れながらお気に入りのお寺をめぐってみるのも楽しいかもしれません。
御朱印の頂き方や、「会津三十三観音めぐり」の詳しい歴史は、「極上の会津」のHPをご参照ください。
右の写真のご朱印帳は髙橋政巳氏の文字がデザインされたもので、興味ある方は樂篆工房に直接お問い合わせください。